ケミカル断ち（肌バリアを壊さない化粧品）2011.02.23 tarrumi

肌バリアを壊さないお手入れってそもそもなんだ？

● 肌バリアを壊さないお手入れってそもそもなんだ？

こんにちは。おきゃんママでございます。

先日月曜日のメールセミナーでは
ケミカル断ち後の肌アレの話を書きましたが、

ケミカル断ちについてよく頂くご質問がありますので
ブログ上で数回に分けて回答させていただきたいと思います。

■ 肌バリアを壊す化粧品ってどんな化粧品？

これは良く受ける質問です。

そもそも肌バリアってなんだ？ということですが、

ようは、

「肌の正常な生理作用を邪魔しない化粧品」

ということに尽きます。

※ 肌の正常な生理機能について・・
「肌の７つの作用を邪魔しないお手入れ法とは？」

では、
肌の生理作用を邪魔するものはなにか？
と申しますと
もちろん代表格は、合成界面活性剤です。

これは肌を守っているバリアを速攻で壊し、
中に無理やり水や有効成分などを入れ込みます。

水や有効成分を入れてくれるのだから、肌に良いのでは？
と思うかもしれませんが、

入れ込むために肌に無数の穴を開けますので
（これを肌バリアが壊れるといいます）

逆に肌の中の水分を失いやすい肌になってしまいます。
その穴から水が出ていくからですね。

では、
合成界面活性剤が全て悪か？ということですが
これは、それを使う目的により判断します。

肌に水分や有効成分を無理やり入れ込む場合に
合成界面活性剤を配合している場合は、
ほとんどが合成ポリマーを同時に配合しています。

入れ込んだ成分が逃げないよう肌表面にフタをするためですね。

アンチエイジング化粧品が効かなくなる理由

＜＜合成界面活性剤の使用目的＞＞

Ｘ肌に穴をあけるために使用
（水・有効成分を入れるため。表面にフタをして入れたものが
逃げないように合成ポリマーを同時配合している）

Ｘ肌の汚れを肌から引きはがすために使用
（強力な界面活性効果で肌の汚れを肌から無理やり引きはがします。
同時に肌の潤いまで取り去ります。台所洗剤と同じです）

○ 水と油を混ぜるためにごく少量だけ使用
（この場合は肌表面に悪影響はありません）

また、肌に良い化粧品か悪い化粧品か？は
全体的な毒性判定も必ずして判断しなければなりません。

これは■の数で判断します。（毒性判定事典を活用）

このあたり理解が難しいかもしれませんね。
深く理解するためのお勧めの書籍は、

小澤王春（おざわたかはる）さんの

「騙す化粧品」
「バカが付ける化粧品」
「化粧品毒性判定事典」

などです。

このブログでは
ケミカル断ちに使用する化粧品＝肌バリアを壊さない化粧品
という意味で使用しています。

ブログ・ＨＰ上の名称・表現方法について

穴をあけて有効成分を入れた後
わざわざ中の水分が逃げないように合成ポリマーでフタをしますので、
そういう化粧品は一度塗ればしばらくは肌が潤ったように見えます。

しかし、その状態は長くは続きません。
化粧品を使わないとひどく肌が乾燥します。
よって継続してケミカルな化粧品で補わなくては潤ってくれません。
自分で自分の肌を潤わすことができないからですね。