アンチエイジング2019.01.04 tarrumi

目尻のシワのボトックスやらない方がよい理由

● 目尻のシワのボトックスやらない方がよい理由

こんにちは。おきゃんママこと加藤ひとみです。

笑ったときにうっすらできる目尻のシワは
成熟した女性は出来て当たり前みたいなもの。

わたくしはそれほど気にすることはないと思います。

目尻のシワを無くすために
ボトックスを注射するという方法があります。

簡単にシワが無くなると思いがちですが
目の周りの筋肉「眼輪筋」の動きを止めるので、
笑っても目だけ笑って無い怖い顔になる恐れがある。

先日知り合いがボトックスを目尻と眉間、額に入れましたが
顔の上半分が無表情になっていて
ちょっと不自然かな、と思った次第。

ちなみに、ボトックスは、
ボツリヌス菌が作り出す毒素を弱めた薬で
「筋肉の動きを弱くする」という働きがあります。

シワが気になる治療薬として医療機関で施術されています。

その知人の顔を見て気づいたのですが

人の笑顔って口元だけで表現するんじゃないんだ

ということ。

顔の上半分も笑っていて、
初めてよい「笑顔」といえるんだと。

顔全体で嬉しい気持ちを表現してこそ「笑顔」

レッスンでは、若見えに必須なのは
自然な笑顔が出来る顔づくりとお話していますが、
ボトックスはまさに真逆のことをしているわけです。

ボトックスで顔の上部を固めてしまうと怖い笑顔になってしまう。

シワが消えても（一時的に）笑顔が怖くなる。
これを覚悟して施術しないと、大変なことになるかもしれません。

その人は心から楽しくて笑っていても
どう見ても心から笑っている顔にはみえなくて
口元だけがかろうじて笑っている。

これってもったいないな～と思ったと同時に
笑顔の魅力って目尻の表現も大きいんだと悟った。

心から相手のことを歓迎して楽しいという思いがあれば
自然と目尻がふっとゆるみ、優しい顔になる。

『良いシワを恐れない』にも書いたように
目尻のシワは必要以上に気にすることはなく
その人の魅力につながっているといえる。

たるみを改善するために
わたくしたちは日々表情筋を鍛えている。

でもボトックスの、
「筋肉の動きを止める（弱める）」という行為は
まさに薬を用いて反対のことをしているようなもの。

そして、これを繰り返していると間違いなく顔がたるんでくる。

筋肉の働きが弱くなるからですね。

表情筋は骨格筋ではあるが
「皮筋」という特殊なものなので
筋肉の端っこが皮膚にくっついている。

なので筋肉が弱ってくると
皮膚とともに下垂しやすくなるのです。

額のシワを改善するためにボトックスを打つ場合
打ちどころが悪いと、
目が座って怒ったような不機嫌な顔になることがある。

同じアンチエイジング系の注射薬でも
ヒアルロン酸の場合は失敗しても溶解注射なるものがあるが
ボトックスの場合は、そういうものがない。
（今は良いものが出来てるかもしれませんが）

そして完全に元にもどるには数か月はかかるから
怖い、笑っても笑えない顔で半年近く過ごすのは辛いものです。

目尻のシワは本人は気になるだろうが、
笑ったときだけ出来て
ふつうの顔の時に出ていなければなにも問題はないし
笑って無い時にも刻まれる。という状況だけ予防すればよい。

たるみ改善！顔ダンスのなかで
目尻のシワを定着させない良いトレーニングついては

『目尻のシワを深くしない＆つくらない方法』で説明していますので
ぜひ参考になさってくださいね。