● 美容整形後・・・表情筋トレーニングの是非について
こんにちは。おきゃんママでございます。
「美容整形をしたが顔のトレーニングをして大丈夫ですか?」
このような質問がよくまいります。
美容外科での処置といってもまことに多岐にわたる。
簡単なのでヒアルロン酸、ボトックス、そのほか
ちょっと大変なスレッド(糸)やケーブルでの引き上げ、
そのほか、本格的にメスを使ったフェイスリフトなど。
これに関してですが、どのような処置も
まずは腫れが残っている間はトレーニングできません。
その後、トレーニングをしても良いか?には
施術により下記のような注意点がございます。
【ヒアルロン酸】
ヒアルロン酸を注入してしばらくは不安定なため
トレーニングすると、シワを目立たなくするためにシワの上に
注入していたものがどちらかに寄ってしまい、
かえってシワが目立つ、ということもございます。
それと、よく動かす部分は血流がよくなり、
ヒアルロン酸が吸収されやすいと言われています。
以上のことから、
ヒアルロン酸注入後1週間くらいでトレーニングはできますが、
ある程度、ヒアルの吸収が早まる可能性があることは
頭に入れてトレーニングしてください。
【ボトックス】
基本的にボトックス後はその部分の筋肉を動かすことが難儀になります。
ので、わざわざ動かしてトレーニングすることはないでしょう。
効いていない部分のトレーニングを頑張ろう。
【スレッド(糸)・ケーブル】
吸収性、もしくは非吸収性のスレッド(糸)などを
引き上げたい場所に入れて、こめかみ、もしくは目の下まで通し
結びつけて引き上げる方法です。
糸には、切れ目が入っていたり、
最近ではコーンと呼ばれる吸収性の立体などを組織に食い込ませ、
引き上げ強化&その部分の組織の増殖を狙います。
組織が食い込んでしまいますから、
やはり表情筋トレーニングをすると、その部分にひずみができて、
表面が凸凹になる可能性もなきにしもあらず。
またせっかく糸を突っ張らせて引き上げているのに、
そこで表情筋を動かして顔を伸ばす運動などすると、
糸が引っ張られてゆるむ心配あり。
しかしながら最近のスレッド(糸)はかなり進歩しているので、
そのあたりのことは一応施術した医師に聞いてみた方がよいでしょう。
【メスを使ったフェイスリフト(ミニリフト含む)】
切開、縫合、スマス(筋膜)の操作、など
皮膚の組織を触りますので、
リフト後しばらくは表情筋のトレーニングはできません。
フェイスリフトをしてもほとんどが5年以内に
元に戻ると言われていますので、
腫れが引いてしばらくしてから(半年後)トレーニングをしていくことは
良いことだと思います。
筋肉を鍛えないと、自然に顔はたるんできます。
それと表情が乏しくなる可能性もあるので、
やはりある程度たったのちのトレーニングはお勧めです。
とまぁこんな感じであります。
今日もあるクリニックの
ビフォーアフターの写真(フェイスリフト)を見たのだが、
これって若返ってる???
と思うものが結構多い。
症例写真っていうのは、そのクリニックにとって良い宣伝になる、
なので効果がよく分かるものをわざわざ選別して
載せているとは思うのだが、
ビフォーはノーメイクの無表情、
アフターはしっかりメイクして笑顔、しかも光付き(光を当てている)
だったりして、
「おいおい、同じ条件で撮影してくれ」・・・
その時点で信憑性がいま一つだったりする。
それだけではなく、若返り度も微妙。
痛い思いして大金かけて、おまけに若返り度も微妙なもの、
しかも5年以内に戻り、半年間も表情筋の運動ができない、
となると、
それほどする価値のない手術だなぁとつくづく思う。
無理なダイエット後で
人が見ても明らかに皮膚があまった状態でたるんでいる、
など相当ひどい病的な場合を除き、
自然老化によるたるみなら、
表情筋のトレーニングをしっかりやり
お肌のケアをしっかりやり、
体の中から肌に栄養を送り込む食生活をする。
その方がよっぽどお肌にも体にも精神にも優しいと思うんですが・・・
もちろんわたくしは何度も言っているが
美容整形反対論者ではありません。
したい人は自己責任の上すれば良い、という考えでありますし、
実際わたくしもリフトする直前までいったので、
それについてどうこう言えるものでもない。
しかし、
フェイスリフトは
思ったより若返らない、しかもわりとすぐ元に戻る
これをしっかり頭に入れておき、
「これが最後の夢の手段」
という幻想は持たない方がよい、とは思いますね。
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