昨日の披露宴で思うこと

昨夜ちらっとテレビで見かけた
ある女優さんとパティシエさんとの結婚披露宴。

この女優さんをみて
非常に不自然な印象を持ってしまうのは
わたくしだけであろうか…







 どの角度から見ても完璧に見えるよう計算された顔。

 もともと綺麗な人だが
 明らかに以前の色めいた美しさが無くなっていた。

年齢が原因ではない。

手を入れすぎたことによる不自然さが
もともとの自然な艶感まで奪い去ってしまったのでありましょうね。

美とは…
外側だけを繕って見る人を感動させるわけではない。

内側から醸し出される美しさ…

その人が今までどう生きて
どういう感情とともに生きてきたか…

それが表面にもにじみ出て
見る人を感動させる。

身だしなみともいえるアンチエイジングの努力。
そういったものもひっくるめて
人はその人のことを美しいと思うのである。

眉間から高く突き出た鼻
ありえないくらいまっすぐに筋が通った鼻筋。
大きくぱっちり見開いた二重まぶた。
たるみ一つない尖ったフェイスライン…

そういうものを見て、造形的に綺麗だとは思っても
「美しい」とは思わない。

同じ年代としてわたくしは
しみじみ思うことがたくさんあった披露宴だが

女なら誰でも、ある年齢になると
【老けていく恐怖】と戦わなければならない時が必ず来る。

それは今現在、どんなに若くピチピチした女性だって同様。
みんな平等に同じ道をたどる。

その時に、
自分がどうアンチエイジングするか?
何を目標にどんな年齢の重ね方をしたいのか?

それを考える必要があるかもしれない。

ただやみくもにシワを伸ばしたい
たるみを取りたい
そしてあげくは、
目を大きくしたい鼻を高くしたい
エラを削りたい、目尻を上げたい…
と、お金があればエスカレートしていく。

そういった見せかけの美を目指したいかどうか?

それは見る人を感動させるのかどうか…?

 

昨日の披露宴の人より少々年上だが
かとうかず子さんという女優さん、

この方は年齢なりのシワもたるみもおありだが、
わたくしはこの方の方がはるかに美しいと思う。

【アンチエイジング】というものについて
なんだかしみじみと考えさせられた一日でありました。




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