美しくなるための化粧品が肌トラブルの元凶?

以前、
「顔そり」が美肌に有効という記事を
書きましたですが

皮膚科医の赤須玲子さんの著書
「顔そりスキンケア」。

これは目からウロコの話が満載でございますね。







 特に驚いたのが
 自称「乾燥肌」の約8割は乾燥肌ではない
 というもの。

これは化粧品のカウンターで
保湿の重要性をこぞって説く、

新製品のクリームや美容液の宣伝を
美容雑誌がこぞってする。

乾燥こそがシワの原因とこぞって記事に書く…

そういうものが
現代女性の心に刷り込まれているからではないか、と思う。
(これはわたくしの意見であります念のため)

必要以上に保湿した結果
色んな肌トラブルに見まわれてしまうのだが

たるみ毛穴は保湿力の高いクリームで悪化する
という話には驚いた。

だって、たるみ毛穴は老化の証、
よってアンチエイジング系のクリームを
たっぷり塗らなければ改善しない、って普通は考える。

わたくしも以前はそう思っておりましたです。

あと、脂漏性皮膚炎(目と口のまわりを除く全体が
赤く粉を吹いたようになり痒みをともなう)
もクリームが悪化させるし、

くちびるまわりに白ニキビが集中する場合も
シワ予防のため念入りにぬっている高級クリームが
原因のことが多い。

鼻の下やまわりに赤く小さな膿が並んでいるのは
ニキビダニが繁殖してある可能性が大で
保湿が多いというのが誘因の一つとなっている。

美しくなるため、
よかれと思って大枚はたいて買った高級クリームが
肌のトラブルを招いているとは誰が思うのでありましょう。

世の中、情報が氾濫している。
化粧品メーカーは売らなければ
経営が成り立たないのでございます。

目新しい機能を強調した新製品をどんどん開発、
女性にどんどん買ってもらって
どんどん顔や体に塗ってもらって
どんどん消費してもらわないといけない。

買ってもらうには不安をあおるというのが
営業の法則であります。

わたくしはそのへんのとこは
長いメーカー勤務で熟知しておりますゆえ。

しかし、美しいコマーシャル
美しいモデルさん
美しい容器、

どれも女心をくすぐるもの満載であります。

そこでテレビや雑誌、カウンターのお姉さんから
「乾燥こそが老化の元凶」
といわれれば、
買わない方が難しいかもしれない。

わたくしが脱ケミして
必要最小限の化粧品しか使わなくなって
肌状態が劇的によくなったのも、

赤須先生の書物からもよく理解できる。

今使っているのはブラックペイントだが
ブラックペイントだって化粧品メーカー。

なので、次々販売されてるブラックペイントの新製品には
わたくしはほとんど興味はない。

ブラックペイントのベストウォーターだって
今はガスールで手づくりしている。

「抗菌」するためのAgウォーターも、使用していないが
特にトラブルなど発生していない。


必要最低限の方がかえって肌はきれいになる。

怖いのが
「この化粧品をやめたら、老けこむかもしれない」
という強迫観念を持ってしまうこと。

わたくしはそれを自分自身で確かめるために脱ケミした。

そして実際、化粧品に依存しなくても
肌はたるまなかったしシワも発生していないのを
見てもらうために@コスメで顔出しをいたしました。

それによって、どんどん増えていく化粧品地獄から
抜け出す人が増えればいいなぁ、と。

実際問題として山のようなアンチエイジング化粧品を
継続するだけでも半端な金額じゃないのであります。

もっともっと自分自身に備わっている
「美しくなろうとする力」を信じていけば
肌は必ず応えてくれる、と思う

今日この頃でございます。