フェイスリフト その2


フェイスリフトに関する記述の反響が大きかったのでもう一度。


普通、たるみがちょっと気になった程度では、
「フェイスリフトを受けよう」
とは思わないでありましょう。









鏡を見るたび、それが気になって気になって、

自分の顔がどんどんおばさんになっているような気がして
悩みも深くなり、

朝しっかりメイクして出かけたのにかかわらず
電車に乗れば、窓に映った自分の顔がおばさん顔、


街を歩いていてたまたま店のウィンドウに
映った顔がおばさん顔、


そういう「うんざり感」が積み重なることにより、
ある意味
「こりゃ手術しないと私の人生終わりだ」
と、
深く思い込むところに
「顔の皮を切ってひっぱろう」
という極限状態に導かれるのであります。


まぁ不思議とそれだけ深刻に悩んでいる時ほど、
美容外科の広告が目に入る。


「若返り術」なんていう文字を見るだけで胸が高まる。


その後、
ビフォーアフターの写真で期待が膨らみ、
その後料金に視線は移動し、
そっこうで銀行残高あたりに思いをめぐらす。


仕上がり、金額、自分の貯金に折り合いがつくと、

そこでようやく確信から決意にと発展していくのでございます。


まぁ言うなれば、
なかば異常な心理状態。
極限に達した状態とも言えましょう。



なかには、ちょっとネイルサロン行ってくるわ~という感じで、
フェイスリフトを受ける強者もいるかもしれぬが、

やはり大部分の人は、悩んで悩んで悩んだ末の決断であろう。


そう、わたくしがそうであったのでありますね~


わたくしはマジで働いた貯金全額はたこうと思いましたです。


それぐらい若返りたかった。
青春をもう一度謳歌したかった(無理だけど)


まぁ、それぐらい女性にとって顔のたるみは深刻なワケで。



それはそうと、
わたくしが大好きだった女優さんが、最近リフトしましたです。

最近といっても一年前くらいかもしれぬ。


朝ドラなんかに出たりして、たぶんわたくしと同年代だろうが
ちょっと男勝りでさっぱりした雰囲気が大好きでありました。

もちろんすごい美人であります。


しかしその御方がリフトなさったんでありますね~


トーク番組のゲストで出演してて、
わたくし一秒で「あ!リフトしてる」と判別しましたです。

わたくしは、美容整形に関してはどんな些細なものでも
瞬時に見抜ける特技を持っております。


しかしその女優さんはちょっとやそっとではない、
顔が激変していたのでありますね~


ちょっと、年上のいいオンナ的な雰囲気が素敵な人だったのに、
若いお姉さん的顔にするため、がっつり引き上げたようであります。

もちろん耳はしっかりリフト耳。みみたぶが無くなり尖っている。


これには失望でありました。


ある程度のたるみは逆に、オンナを熟成させた色気を醸し出すのであります。
それが最大の魅力の女優さんでありました。

その個性さえ失われてしまうなら、なんのためのリフトだ?ということ。



わたくしはリフトしたらいけないとは言ってはいない。
自分の今後の人生が
それを受けることにより幸せになると思えるなら、
受けるのもいいでしょう。

わたくしも思い悩んだ時期があったので、
そのへんの精神状態はよくよく分かりますです。


でも、その人その人の良い個性はとっておくべき。
それは良い医者を選択してよくよく相談して決めないといけないでしょう。


ただ若返るだけが目的なら
とりあえずめいっぱい引き上げればよいでしょう。


しかし、その方が持つ年齢に関係のない
内面からにじみ出るような個性的な美しさは
失ってはいけない。

でないと、ただの綺麗なお姉さんであります。


本当の意味での若返りは、
良いものはそのままに、老化の部分だけ無くしていくということ。

それがベストであります。


自分で自分の顔の老化をコントロールするのが、
一番安全で確かであります。

その秘密は、たるみ改善プログラムにございます。


リフト術は5年もったらいい方だそうであります。


ならば毎日若返るプログラムを自ら実施して、

期間限定ではない若さを得る方が
よっぽどお得でございましょうね。