太陽光線の皮膚への影響 ~メラニンのお話 その5

● 太陽光線の皮膚への影響 ~メラニンのお話 その5

こんにちは。おきゃんママでございます。

紫外線の皮膚への影響というのは、
わたくしたちが思っているよりはるかに
大きなものです。

紫外線に触れることが多くなるこれからの季節のためにも、
この機会にしっかりお勉強をしておきましょう φ(.. )

太陽からはさまざまな光線が放射されていますが
肉眼で見える可視光線が約50%

肉眼では見えない50%のうち
45%が赤外線、残りの5%が紫外線であります。

赤外線は物体に吸収されると分子運動を物理的に起こし、
熱を発生させることから熱線ともよばれる。

太陽の日射しがあたたかいのはこのためですね。

地上に到達する光線の、たった5%の紫外線
化学的な作用が著しいことから、化学線ともよばれます。

かなり悪者扱いされておりますが
有用な作用として、殺菌消毒、ビタミンDの合成、
皮膚の抵抗力を高めるなどがあげられます。

しかし皮膚にとっては有害な面も多いのであります。

紫外線の多い季節というと、
太陽が照りつける真夏が思い浮べられがちであるが、

実は4月~5月、9月~10月にかけての頃は
真夏の量とほとんど変わらない。


まぁ、年がら年中紫外線対策が必要、といわれるのは
このためでありますね。

ひと言で紫外線とよんでいるが、
その波長により作用が異なります。

波長の長いほうから順に、A・B・Cと分類され、
それぞれ UVA ・UVB・ UVC とよびます。


・ UVC(短波長紫外線)


この3種類の紫外線のうち、
UVCはオゾン層を通過する過程で散乱、あるいは吸収されます。

しかし近年、オゾン層の破壊が大きな問題となっており、
今まで地上にほとんど到達しなかったUVCまでが届くことになる。

紫外線は波長が短いほど有害作用が強いという性質がある。

具体的には細胞組織そのものを損傷する、ということが
あげられます。

UVCをまともに浴びてしまうと、
重度の熱傷様症状をきたすとされています。

それゆえ、オゾン層の破壊が大きな環境保全問題になっています。


・ UVB(中波長紫外線)


UVBの一部は真皮に到達するが、ほとんどは表皮にとどまります。

皮膚に対する刺激はUVAよりも強く、
細胞の遺伝子(DNA)を損傷する影響が大きいので
皮膚ガンの原因にもなります。

海水浴に行って顔や体がヒリヒリするのは、
このUVBによる熱傷のためですね。


・ UVA(長波長紫外線)


UVAは表皮の最下層である基底層から真皮にまで達し、
メラノサイトの活動を活発化させる作用を持っています。

その結果、周囲の角質細胞に
大量のメラニン顆粒が送り込まれることになる。

皮膚の色を黒くする日焼けの要因になっているのが、このUVAです。

真皮に到達するので、真皮内のコラーゲン、エラスチン、
ムコ多糖類への影響が徐々に進み、シワ、たるみへと発展させます


UVAは波長が長いので、雲やガラスも難なく通過してしまう。

家にいるときも紫外線対策が必要ですね。

日常生活の中で紫外線を浴びる量は、日々蓄積されていきます。
これは思っている以上に美容上大きな影響を与えます。

いわゆる環境紫外線、または生活紫外線といわれ、

近年、
生活紫外線による皮膚の老化促進ということが注目されています。

正しいスキンケアや体調管理、トレーニングをしても
効果が思わしくない、という方は

不用意な紫外線に日常生活でふれていないか、
よくチェックしてみてください。

playful1           屋外でのこんなことも、できるだけしない方がよい (。-д・)

比較的弱い紫外線を毎日浴びることによる慢性の日焼けは
なかなか気付かないものです。

しかしこの繰り返しというのは、
慢性的な変化を誘導する量を超えるものと考えられており、
皮膚に確実に変化を生じさせる量になっています。

特にUVAは波長が長いため、窓ガラスを80%通過します。

車や電車、家の中にも入ってくるので、気をつける必要がありますね。

 

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