赤ちゃんがお手本

● 赤ちゃんがお手本

こんにちは。おきゃんママでございます。

顔の筋肉（表情筋）は約30種類あります。

表情筋は文字通り表情を作るために
薄くて皮膚に直接くっついています。

通常の生活で使うのは約2～3割程度と言われていますね。
使わない筋肉はほおっておくと衰え
重力でだんだんと下垂していきます。

これがたるみの大きな原因です。

使わない筋肉の代表は
目の周りを取り囲んでいる眼輪筋。

特に目の下部分は、意識して動かさない限り、
ほとんど鍛えられることがありません。


ところで赤ちゃんは、目を閉じるときに上まぶただけではなく
下まぶたの筋肉も使っています。
よく観察すると、上と下の両方のまぶたが動いて目を閉じます。

もちろん上まぶたの方が大きく動いてはいますが
下が自然と動く、というのは赤ちゃんから幼児にかけての間のみです。

大人になると、上まぶたを閉じる動きのみになり、
下まぶたを動かすことは
日常の中でまったくと言っていいほど無くなるわけです。

下まぶたの皮膚は薄いため、
その結果たるみが生じやすくなります。
目の下にトラブルを抱えやすいのは
こういう事情があるからなのですね。

また赤ちゃんの顔をよく観察していると
見事なくらい左右対称に表情を作ります。
※新生児微笑は別として

大人は左右対称の顔を探すのが難しい、というか
ほとんどの方が左右非対称の顔をしています。

左右非対称になる原因は、
食事中、左右どちらか一方だけで噛む癖や、
首の向き癖（テレビが体の正面では無く左右どちらかにある場合など）、
片方の肩にバッグをかける、足を組む癖による骨盤のゆがみ、
ひどい肩こり、など色々ですが

よく言われるのは、心と表情の意図的なアンバランスです。

どういうことかというと、

心では相手のことをよく思っていないのに、
表情は心に反して、笑顔を作るなど。

もともと表情というのは心の動きを自然と表すものです。
赤ちゃんは作り笑いなんかしません。
喜怒哀楽を見事なくらい表情であらわします。

もともと表情筋の役目はそういうものです。

しかし大人になると、人間関係が複雑になり、
状況に応じて心に反した顔の動きを取ることがあります。

その頻度が多いと、左右の口角が不揃いになる傾向があります。

もし笑顔を作った時に口角の高さに極端な違いがある場合は、
精神的に無理をしていないかチェックをしてください。

そしてトレーニングにより口角の位置を矯正します。

すべてのトレーニングで口角とまゆげの位置、
そして目の位置、がしっかりと揃っているか意識します。

よくある質問で、顔のどちらか一方の顔が下がっている場合
片方だけトレーニングしてもいいですか？というものがありますが

そのやり方はかえって不揃いを助長しますので、
通常通りのトレーニングをしてください。
しっかりと揃うように顔を観察しながらトレーニングします。

すぐには揃うことはありませんが、
トレーニングで不均衡が矯正され
だんだんと表情のひずみが取れていきます。



赤ちゃんは感情を素直に表情であらわすため、左右対称でひずみがない



心と裏腹な作り笑いは、お顔のひずみをもたらします。

そうはいえ、大人の世界ですから、
感情をすべて素直な表情で、
というのは無理があるのかもしれませんね。

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