脂肪抜きダイエットは たるみの原因

● 脂肪抜きダイエットは たるみの原因

こんにちは。おきゃんママでございます。

一時、流行った脂肪抜きダイエット。


いまだに
美しくなるためには極力脂肪を抜くべき
と思い込んでいる人も多いようです。

実際、痩せたい人はことごとく脂肪を毛嫌いしてしまいますが
実はこれはお肌をありえないくらい老化させてしまう、
ということをご存じでしょうか？

必須脂肪酸というのはオメガ３およびオメガ６の２群に分けられます。

オメガ３は α‐リノレン酸で
サケ、サバ、マグロ、イワシのような油分の多い魚に含まれ、

オメガ６は リノール酸で
ヒマワリ、紅花、大豆、トウモロコシ油
のような植物性の種子油に含まれます。

これらが不足すると
ランゲルハンス細胞やメラノサイトの樹状細胞の細胞膜が脅かされて
表皮の免疫系にただちに影響を及ぼすだけでなく、
色素沈着の可能性をも生じます。

それはなぜでしょうか？(｡-д･)b

必須脂肪酸の主要な機能はプロスタグランジンの生成です。

プロスタグランジンというのはホルモン様物質で
身体機能の多くを調整しています。

すべての細胞には少量の必須脂肪酸物質があり
必要に応じてプロスタグランジンを生成しています。
それらは細胞活動を調整するため健康維持には不可欠なのです。

またプロスタグランジンは
心拍・血圧・血液凝固・受精能や妊娠の機能にも作用します。

その他、身体が感染症と戦うのを助けたり
炎症反応のコントロールをしたり・・・と、とても重要なのです。

また、細胞膜に損傷があると
細胞は適切な栄養を摂取することができず
有害な老廃物を効率的に排出することが出来なくなります。

それが蓄積すると細胞の健康が蝕まれ老化が促進されますが
この細胞膜の修復にも必須脂肪酸が活躍します。

お肌のバリア能力の決め手は細胞間脂質。

角質層における脂質二重層で
お肌の水分が失われるのを防ぐわけですが

必須脂肪酸が少しでも不足すると
プロスタグランジンの生成が減少することになり
最終的に細胞膜が脅かされることになります。

それが表皮上層の脂質相の減少になり
肌の水分がどんどん失われるようになるのですね。

ズバリ！紫外線その他の脅威にさらされやすくなります (ﾟДﾟﾉ)ﾉ

特に紫外線は
コラーゲンやエラスチンを作る線維芽細胞に大きなダメージを与え
それによりお肌は一気に老化することになります。

これが速攻、「たるみ」につながるのですね。

リノレン酸とリノール酸の両方が含まれる食生活をすれば
身体に必要なすべての必須脂肪が合成できます。

お肉に含まれる脂ではなく
お魚の油と植物性の種子油を上手に摂って
お肌のバリアを高めることが
老化をギリギリまで遅らせるカギとなるわけですね (・∀・)