● シミにレーザー治療は有効か?
こんにちは。おきゃんママでございます。
紫外線が気になる季節ですね。
まぁシミの予防は一年中必要でありますが。
最近、
「どうやったら、シミが取れますか?」
というご質問が多いので、
今日はシミを取る方法についてお話いたします。
シミができたら、なにをやっても絶対取れない、
と言われていた時代がありました。
しかし、そこに救世主のごとくあらわれたレーザー治療。
タウンページのエステ特集では
「シミ1個お持ち帰り●●円」なる広告が並ぶようになり、
その衝撃的な広告に
わたくしなんざそれを眺めながら
「どうやってシミ持ちかえるのん?」
といぶかしく思ったものでございます。
レーザーでシミが取れるとはどういうことか?
理屈は簡単。
レーザーは、メラニン色素に吸収される波長の光
(700~1000ナノメートル程度)を発生します。
レーザーの光をシミに照射すると、
シミの本体であるメラニン色素が光を吸収する。
すると光のエネルギーはすぐ熱エネルギーに変換され、
それがメラニン色素を持つ細胞を壊し、その結果シミが消える。
光はメラニン色素にしか作用しないから、
周囲の細胞は無傷のまま、というわけですね。
レーザーというのは、濃いシミの方が取れやすい。
メラニン色素に反応するからですね。
薄いシミは取れない、と言われるゆえんはここにあります。
しかし、ここで注意が必要なのは、肝パン。
女性ホルモンの影響でできる肝パンと呼ばれるシミは
レーザーを照射することでかえって濃くなってしまいます。
このシミは、「普通のシミだ」と思っていて、
医師も「このシミは普通のシミだ」と判断し
しかしレーザーを照射してみたら、
なんとそれが肝パンだったのよ~
という話もよくある。
消えないばかりか、かえって濃くなり、
泣くに泣けないことになってしまう。
肝パンというのは、額、頬、口の周りなど
顔の広い範囲に左右対称に現われる薄茶色のシミのことで、
20代後半から40代の女性に多くみられます。
そして紫外線でさらに悪化してしまう。
ただ、肝パンは、閉経後に薄くなる、
または消失する、ということもよくあるようです。
閉経まで待てば、真っ白い肌が蘇るかもよ~
と言われても、
今すぐ綺麗な肌になりたいわたくしたちには
納得できるものではありませんね。
肝パンはフォトフェイシャルなどの光治療でも
効果があるのは5人のうち2人ぐらいだそう。
フォトでも逆に濃くなることもあるというから、
シミをなんとかしようと、レーザーやフォトなどを考えるのは
やめた方がいいでしょう。
肝パンなどシミ全般にもっとも効果があるのは
レチノイン酸とハイドロキノンの塗布であります。
わたくしは、長年の運転の影響で、
手の甲に結構濃いシミがございました。
それがさも老人性のシミのような風情で、とても気になっていた。
ビーグレンのシミ用を何度かリピして
かなり薄くはなっていたのだが、
やはり運転はするのでまた悪化してきた。
その経緯のあと、レチノイン酸療法にたどりつきました。
美容皮膚科でレチノイン酸とハイドロキノンクリームを処方され、
約2カ月治療。かなり薄くなりました。
わたくしの行ったクリニックは、
その治療にレチノイン酸の導入など独自のメニューがあったが、
基本的には、美白クリームの塗布だけでもかなり効果があると思われます。
もともと、このシミの発端はてんぷら油。
料理中に手の甲に散って、アチチとなったが、それを放置していた。
その後その部分は赤くなったが、でもいつの間にか赤みも引いた。
それで安心していたが、ところがどっこい、
紫外線がさらに当たることにより、そこがシミになってきたんであります。
あーシミができたな~と思ってさらに放置していたら、
難治性のかなり濃いシミになってしまった。
これは、お医者さんによると
「角質が増殖するタイプの治りにくいシミ」とのこと。
でも
これくらいひどいシミにも効果があったので、
美白クリームによる治療はお勧めであります。
しかし、人により、美白クリームが合わないこともあるそう。
なので、治療中は医師の診察は必要になります。
肌の状態により医師がクリームの濃度を調整していくわけですね。
またこの治療は2カ月継続したら、1カ月間はお休みが必要です。
というわけで、シミをなんとかしたいと思っても
レーザー、フォトフェイシャルの類はやめた方がよいでしょう。
■ 頑固なシミの治療法 ~メラニンのお話 その4
ちなみにわたくしが通ったクリニックは
神戸三宮にある
柴田美容皮膚科クリニックというところです。
ここは遠くてなかなか通えない人のために
レチノイン酸治療の遠隔治療もしてくれます。
とはいえ、
軽い色ムラや薄いシミなら、
肌のバリアを正常にして肌の生まれ変わりを早めることで
改善することもよくあります。
やはり、もっとも大事なのは、
シミのできにくい丈夫な肌を育むことでありますね。
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