皮膚の異常角化現象とは?

● 皮膚の異常角化現象とは?

こんにちは。おきゃんママでございます。

皮膚というのは、
表皮・真皮・皮下脂肪の3層に分かれている、
ということは塾生のみなさんはご存知ですね

表皮のターンオーバーのサイクルは
28日周期が正常であると言われていますが
ときとして遅れたり早まったりすることがあります。

ターンオーバーの周期が遅れることを
過角化(ハイパーケラトージス)といいます。

これは、はがれ落ちるべき角質細胞が付いたままになっている状態。

その結果、皮膚が硬くなり、皮丘と皮溝の高低差が増し
キメが粗くなってしまいます。

この場合は、パックで古い角質を取ったり、
洗顔を念入りにしたりして、新陳代謝を促進する必要があります。

また、この逆もあります。

ターンオーバーが早まることによる不全角化、
あるいは錯角化(パラケラトージス)とよぶ現象です。







 角化の過程では、
 角質細胞の核は消滅するのが正常な姿であるが、

 この場合は
 核を持ったままの有核角質細胞が出現することになります。

角質が急に薄くなるようなことになると
角化日数が短縮されて、核が消滅する以前に
角質細胞になってしまうのですね。

核を持ったままの角質細胞は、未完成な状態であるため
保湿力などの機能面においても未完成です。

よってバリア機能も低下することになります。

誤った美容法や化粧品によっても錯角化を招いてしまうため
注意が必要です。

特にスクラブ洗顔の連用やピーリングのしすぎは
角質を薄くしてしまいます。

結果、
敏感に傾いたり、紫外線に弱くシミが出来やすくなったりします。

肌はまったくお手入れをしないのもいけないが、やりすぎもダメ。

その加減が難しいですね。

特に、美容情報が氾濫している現代では
後者、つまり錯角化(核を待ったままの未成熟な角質細胞)
の方が多いようです。


化粧品のカウンターでは、さまざまな化粧品を紹介されますが
自分の皮膚は今、正常なターンオーバーをしているかどうか、
ということを自分できちんと把握し、

情報に振り回されて、過度な手入れによる錯角化
(パラケラトージス)を招かないよう、注意が必要ですね。



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