● 不眠で悩まれている方へ
こんにちは。おきゃんママでございます。
本日は睡眠に関するお話です。
ストレスの多い現代社会、不眠で悩まれている方は多いですね。
不眠というのはどういう状態なのか?
どれくらい寝られなければ不眠といえるのだろう、
ということですが、
これは感覚的のものが大きいように思います。
自分が不眠だと感じる場合の睡眠不足の理由は、
● 仕事・勉強・通勤・通学などで睡眠時間がとれないから
(男性40.2% 女性 23.7%)
● 悩みやストレスから
(男性27.6% 女性 30.4%)
● 自分の趣味などで夜更かししたから
(男性23.8% 女性 20.9%)
● トイレが近いから
(男性11.7% 女性 11.0%)
● 体の具合が悪いから
(男性11.1% 女性 14.7%)
このようになっています。
実際みんなどれぐらい寝ているかというと、
9時間以上 5.7%
8~9時間未満 18.8%
7~8時間未満 28.4%
6~7時間未満 28.0%
5~6時間未満 10.0%
5時間未満 2.3%
不詳 6.8%
また、睡眠による充足度は、
十分 18.3%
まあ十分 44.2%
やや不足 27.2%
まったく不足 4.3%
不詳 6.0%
※ 参考資料 「慢性疲労にさようなら」岩崎靖雄監修
(株)社会保険研究所
こんな感じで、やや不足、まったく不足をあわせると、
30%以上の人が睡眠不足を感じています。
睡眠不足を感じる理由として、
悩みやストレス、体の具合が悪いをあげた数は
女性の方が男性より上回っています。
睡眠に関することは実際よくわかっていないことが多いが
最近、睡眠と内分泌系について色んなことが分かってきました。
科学の進歩はすごい、これは良いことなんですが。
実は成長ホルモン、これが睡眠と大きくかかわっている、
ということが分かって以来、
不眠の女性を大きく悩ませる結果となっています。
肌の衰えが気になり、
またそれをなんとか改善、また老化を遅らせたい、と
切に願う我々にとって、
ぐっすり寝ないと肌が綺麗になりませんよ、と突き付けられたようなもの。
実際、わたくしたちの体は、
眠っている間に色々なホルモンが分泌されています。
なかでも脳下垂体から多量に分泌されているヒト成長ホルモンは
子供の成長を促進するばかりではなく、
大人にとっても体の新陳代謝を整え、皮膚の細胞の増殖を促す、
いわば、肌のメンテナンスやリフレッシュをしてくれるホルモンです。
(ヒト成長ホルモンは、脳内の下垂体から分泌され、
それが肝臓に運ばれてIGF-I というホルモンに変換され全身に作用します。)
成長ホルモンは、睡眠中、いつでも分泌されるわけではなく、
熟睡している間、それも眠り始めのぐっすりと寝ているノンレム睡眠のときに
多量に分泌されてしまい、あとはあまり出てきません。
それもあり、
寝ないと「成長ホルモン」不足する=肌の老化
と結び付けて考えてしまう、
それが過度のストレスになり余計眠れない、という方も
わたくしたちの年代では多くおられます。
肌と睡眠の関係に関して上記のことは確かに事実です。
質のよい睡眠がとれることがもっとも理想ではありますが、
はたして、この現代社会、十分に寝れている人はどれだけいるでしょう?
また寝ないと寝ないと、と自分を追い込むのもよくないです。
寝つきが悪いときは、
眠ろう眠ろうとする気持ちがかえって緊張感をもたらしてしまいます。
ベッドに入って20分以上たっても眠れない。
そんなときはベッドから起きて気分転換をすると良いですね。
本を読む、音楽を聴く、仕事をする、趣味の手仕事をする。
眠れないからとあまり神経質になり過ぎると
よけいに眠れなくなってしまうので、
起きて好きなことを始めてみる。
今夜はだめでも明日は眠れるようになるかもしれないのです。
「今夜も眠れなかった」
ではなく
「明日は眠れるようになる」
という気持ちでいることです。
大事な仕事の前日などは、
寝ないと翌日大変なのが分かっているから
しっかり寝ておきたい。
なのに午前4時過ぎても寝れていない・・・
こんなこともありますよね。
わたくしは大事な仕事や試験の前に、
丸一晩、緊張してまったく寝られなかった、ということが結構あります。
寝られないとそのとき焦ります。
実際、徹夜状態で大切なイベントに向かう、ということになるわけです。
しかし、これが意外と切り抜けられたりする。
確かにそれが終わって夕方になると、
猛烈な眠気に襲われますが、
人間一晩やそこら全く眠れなくてもどうってことはないんだ!
と思い、
最近は寝よう寝ようとして眠れなくても、
それほど気にならなくなりました。
その代わり、寝られる時に寝る。お昼寝だってする。
これが非常に気持ちいい。
夜、成長ホルモンが大量に出ている間にしっかり眠る。
これは確かに理想ではありますが、
人間いろんな時があるものです。
いつもいつもそのようにはならないでしょう。
だから必要以上に神経質にならなくて大丈夫です。
売れっ子芸能人ほど、忙しくて睡眠をとっていません。
しかし、その顔は自信で光り輝いています、
結局は睡眠そのものではなく、
心のハリや充実感が肌のハリをも決めるように思います。
しかし。それでも、その不眠状態が長く続いて
精神的に追い詰められてきた場合は、
迷わずお薬の力を借りましょう。
最近では体から早く排せつされて
副作用のほとんどないものも多くあります。
また長期に飲んでも安全性の高い薬が主流になっています。
睡眠薬は体に悪い、依存性がある、などの不安から薬を飲まず、
不眠に苦しんでいる人もいますが、
薬を使うことでぐっすり眠れ、その後薬がなくても寝られるようになる人も
多くおられます。
ハワイアン・スタイル・ララバイ
不眠症の母のために作者が作曲した優しいメロディーは心を落ち着かせてくれます。
とにかく自分自身を追い込まないように。
肩の力を抜いて睡眠と向きあえることが一番いいですね。
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